症状
    認知症
    認知症は漢方薬を用いて、一人で買い物できない状態でも普通に買い物ができるような状態まで回復することも可能です。認知症に伴う周辺行動(暴れる、怒鳴る)などの抑制に有効だとして「抑肝散」が病院で処方されることも多いです。抑肝散以外にも認知症に良い養生法があります。
  • 脳虚血性認知症
    • 脳の血流が悪く、脳細胞の酸素や栄養状態が悪いために起こる認知症です。瘀血を中心に対応します。
  • レビー小体型認知症
    • 会話の理解力が低くなる一般的なイメージの認知症の症状や幻視、パーキンソン症状、無気力、錯乱などの症状が起こります。原因はレビー小体というタンパク質の異常です。漢方ではレビー小体を痰湿(ねばねば悪さするもの)ととらえて対応します。
  • アルツハイマー型認知症
    • アミロイドβやタウたんぱくなど特殊なタンパク質が悪さをして発症しているという仮説が色々あります。漢方では、特殊なタンパク質を痰湿(ねばねば悪さするもの)ととられて対応します。
  • 前頭側頭型認知症
    • 前頭部や側頭葉の委縮により、欲求を抑える機能が落ち、性犯罪、窃盗、信号無視など社会性のない行動をとることがあります。脳を司る腎を中心に対応します。