CMでよく耳にする「風邪に葛根湯」
    多くの日本人は葛根湯が合いやすいので、比較的効きやすいです。
    ただ、風邪の種類や体質にもよるので、店頭では麻黄湯や桂枝湯、銀翹散などを使ったほうがスパッとよくなることも多いです。
    「葛根湯飲んだけど全然効かなかったよ」という体験がある方は、きっとその時は葛根湯以外に効く処方があったんだと思います。
    実際、のどの痛みがひどい場合の風邪は銀翹散(ぎんぎょうさん)を使ったほうがよく効きます。朝に1回飲めば昼には痛みがとれたという時もあるぐらい効きます。

    銀翹散は赤い風邪(痛みや腫れがある風邪)
    葛根湯は青い風邪(寒気や透明な鼻水が出る風邪)
    を目安に使うとスパッと楽になります。
    赤い風邪青い風邪

    青い風邪でも
    1.食欲があって、汗が出ない → 麻黄湯
    2.食欲がない、汗が出ない → 葛根湯
    3.食欲がない、汗がじわじわでる → 桂枝湯

    ・寒気があって、頭痛がひどい → 頂調顆粒

    などの使い分けがあります。
    さらに、免疫力を上げるものを足すと早く良くなります。

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